学生時代の友人が UNITED KINGDOM 勤務になっていますので、
UNITED KINGDOM に年賀状を送ってみます。
このはがきは私の代わりに、おそらく成田空港から北極回りで
英国まで届きます。
今年最後の仕事が終わってから、私は必死こいて年賀状を作ります。
書き終わったのが24時前で、そこから730(広島中央郵便局)まで
車を飛ばして出しに行きます。
地元の郵便局に出すより少しでも早く着くかと、毎年そうしてます。
730(広島中央郵便局)は深夜にも関わらず年賀状の受付で
窓口は毎年盛況してます。
これが一昨日の話。
毎年この時期になると、20歳の頃、年賀状の配達のバイトを
していた頃のことを思い出します。
ちょうどクリスマスの時期でしょうか。学校に郵便局から
バイトのお知らせが届くので応募するのです。
初日は簡単な研修があり、次の日から我々♂は外回りに出されます。
年賀状の配達準備でてんやわんやの職員さんの代わりにバイクや自転車に
乗って通常郵便物の配達に出るのです。
15時頃に外回りからぶっ飛んで帰ると、職員さんや女子高生が
朝からひたすら続けている個別差立(確かそんな名前)の作業を
手伝います。
各家ごとに専用の棚がありますので、大量の年賀状の束から1枚ずつ
宛先を確認して入れていくのです。
そんな作業を夜まで続けますが、職員さんの顔色が日を追う毎に
悪くなっていきますので、私も自主的に残って手伝うことにします。
31日の朝は出勤すると職員さんの顔から完全に血の気が引いています。
「あれを1人で全部やったんですか?」
31日の朝は毎年たいてい徹夜明けの顔になってます。
そしてちょうど、今この時間よりもう少し早いぐらいの時間でしょうか。
局のエラい人がメジャーを持って現場にやってきます。
「XX地区。XXメートル。X万X千通。XXパーセント。」
「XX地区。XXメートル。X万X千通。XXパーセント。」
「XX地区。XXメートル。X万X千通。XXパーセント。」
年賀状の枚数は「メートル」で数えるものなんです。
この日ばかりはいつまで残っていても職員さんも何も言いません。
大量にある年賀状を、ひたすら棚に入れていきます。
翌日の朝、出勤すると昨日の「メートル」が全部、バイクに山盛りに
してあります。
前も満載、後ろも満載、籠の上に山盛りになってネットで覆ってあります
ので、前のカバンが空になる度に後ろの籠からカバンに詰め替えます。
いきなり吹かすとウイリーしそうな予感がするのでそーっと、
しかし急いでひたすら配ります。転倒したら1人で起こせないかもです。
そんなことを思い出しながら、私は730(広島中央郵便局)まで
自分の年賀状を持って行きます。
中に入ると夜中なのに人が行列を作っていますので、それを避けながら
巨大なボストの形をした「年賀状専用ポスト」に投函します。
投函しながら海外への年賀状の送り方を紹介したサイトのことがポストの口に
書いてあるのをみつけました。
来年は覚えていたら「POST CARD」と年賀状に書くことにします。