このところ肩が悪い方が良く来られています。
昔は「五十肩」と良く言ったもので、50歳代以上の方がなる症状だったようですが、
40代30代の方も多くお見受けします。
英語ではfrozen shoulder、日本語で正式には「肩関節周囲炎」と言うそうです。
肩が痛くて動かせない、じっとしてても痛い、肩が痛くて目が覚める、など、
肩の痛みと運動制限が主な症状のようです。
インターネットで検索すると色々出てきますが、
どうも原因を追いかけてみると、肘が悪いみたいです。
![](http://www.hatsukaichi.tonton.asia/weblog/wp-content/uploads/picture/blog_import_5e75ff899c47d.jpg)
肘。内側が後ろに下がって、外側が前に寄る。
上腕骨(肘の上側の骨)はちょうど歯磨きのチューブのように、上は丸いのですが、
下へ行くほど平べったくなっています。
![](http://www.hatsukaichi.tonton.asia/weblog/wp-content/uploads/picture/blog_import_5e75ff8b97a1a.jpg)
平たいので力学的に変な力がかかると割と簡単に捻れるんです。
捻れるのはどうもこれが原因っぽいんです。
![](http://www.hatsukaichi.tonton.asia/weblog/wp-content/uploads/picture/blog_import_5e75ff8dc2f45.jpg)
仕事中はマウスやキーボードをいじって、
![](http://www.hatsukaichi.tonton.asia/weblog/wp-content/uploads/picture/blog_import_5e75ff8f99626.jpg)
家に帰るとスマートフォンをいじる。
彼が持ってるのは電卓ですが、スマートフォンだと思ってください。
昔は五十肩と呼ばれていたのに、今では四十肩と呼ばれている。
三十代でも四十肩になる。
十年以上早く発症するわけです。
下2枚の写真の共通点は、
「手のひらを下に向けている」
私は寝っ転がってスマホはいじらないと仰る方も居るかも知れませんが、
スマホを手の甲で操作する人はあまり居ないです。
まず間違いなく手のひらをスマホに向けています。
手の平を下に向けるとどうなるか。
下から2番めの写真で赤い丸を着けたところですが、
肘から下の骨、2本がクロスするんです。
どうもそれが肘から上の骨の平べったいところを
押したり引いたりしているっぽい。
今まで四十肩で来られたのは
・事務職の方
・大工さんや左官さんや内装工事の職人さん
・ピアノ講師の先生も居られました。
皆さん1日中手のひらを下に向けて居られます。
マイクロソフトのキーボードですが、
真ん中が盛り上がってます。
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88+%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89+%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%82%B4%E3%83%8E%E3%83%9F%E3%82%AF%E3%82%B9&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjn37-QpMXVAhVHObwKHemkBo8Q_AUICigB&biw=1280&bih=845
たぶんMicrosoftの人もfrozen shoulderの人が多いんだと思います。
1日中キーボードを叩いている人ばっかりだと思いますので、
「いやー俺frozen shoulderで参っちまったよハハハ」って英語で言ってるかも知れないです。
直し方は簡単で、手のひらを Oh my God! のポーズみたいに外に捻れば良いのですが、
肘だけでなく骨盤や頚も関わってきますので、少しだけコツが要ります。
肩の調整は、肩だけやるより肘と全身を調整したほうが早いです。
何故そうなのかはまた次回。
急がばまわれの話。
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