チェコとイエメンの話。

前回の続きで、

1000円の無線機で無線局の免許を取ろうと画策しているところなのですが、

無線機にはアンテナが必要なのです。

自動車はタイヤの性能以上の性能が出なくて、オーディオ機器はスピーカーの性能以上の性能が出ない訳なのですが、

例えばフェラーリに軽トラのタイヤを付けたらツルツル滑って怖くて走れないと思いますし、高級なオーディオ機器に100円ショップで買ってきたスピーカーを付けたら多分怒られると思います。

機械が外に繋がっている「出口」ってそれほど重要で、無線機もそうなのですが、

元が1000円の無線機ですので、店に行けば性能の良いアンテナは色々たくさん売っているものなのですが、あまりカネはかけたくないところなのです。

それでいろいろ探している間に、

マグネチック・ループ・アンテナ」(略してMLA)

というアンテナをみつけまして、

調べて回っているうちにこんなPDFをみつけました。

https://www.qsl.net/k4fk/presentations/2014-Dec-ZL-KE4PT-operation.pdf

家のリビングに置いたちっこいアンテナでフロリダからヨーロッパまで普通に電波が届くようです。

これ「ホンマ」か?

自宅のベッドに寝っ転がってスマホで調べているうちにチェコ(チェコ共和国)のサイトに辿り着きまして、

https://www.loop2er.cz/magnetic-loop-antennas

348ユーロ。5万円弱ぐらい。

マトモなアンテナを普通に店で買ったらそれぐらいするものではありますが、試しに買ってみるような度胸は無いので、

まあ「小さいアンテナ」で電波は出せる感じはしますので、

本を買ってみるか。送料込みで29ユーロ。

https://www.loop2er.cz/book-magnetic-loop-antennas-5th-edition

4000円ぐらい。マトモな専門書を普通に店で買ったらそれぐらいするものですので。

私は英語は苦手ですが、このアンテナのことを研究しているチェコの大学の先生が書いたっぽいことは読み取れました。

この手の本は英語と数学語で書いてあるはずですので、

両方苦手ですが、

でも買いますか?数式の説明が英語で書いてある本。

悩んでいる間にfacebookで友達申請が来ていたので、何気にOKした相手からメッセージが届きまして、

アメリカの軍属の人で、イエメン(イエメン共和国)に派遣されているそうです。

そっちは何時?こっちは18時。

みたいな。

1AMだよ。

まあ遅いわね。

続きは明日にさせてね、

みたいな。飛び起きてgoogle辞書で調べまくりましたが。

自宅のベッドで寝っ転がったままチェコから本を取り寄せるか悩んでいる間にイエメン在住のアメリカ人となんかやり取りが始まって、

凄い時代になったもんです。

私が5歳だった42年前にはSFの世界の話でしたが、5歳の娘は人生がここからスタートするわけで、

まあ頑張れ。としか言いようが無く。悪い病気は流行っていますし。

ブログランキングに参加しています。クリックにご協力頂けたら幸いです。
広島ブログ

おもちゃの無線機の話。

無線機です。

1000円。

連休前に某、通販サイトで色々なものを見て回っている間にみつけまして。この1000円の無線機で無線局の免許を取ったら面白かろうと思いました。

1000円で当分いろいろ楽しめるのでは無いかと。

基板と部品と説明書が届いて、基板に部品を差し込んで自分でハンダ付けをしたりする仕組みになっている「キット」が届くと思っていたのですが、さすがに1000円で完成品が届くとは思っていませんでした。

蓋を開けたところです。

7.023MHzのクリスタル(水晶振動子)が載っています。1000円ですがバリバリのアマチュア無線用です。

この1000円の無線機から3メートルの距離での電界強度(電波の強さ)が、500マイクロボルト/メートル以上であればアマチュア無線の免許(と、いまこれから私がやろうとしている、この1000円の無線機に依る「無線局の免許」)が必要です。

微弱無線局の規定(総務省)https://www.tele.soumu.go.jp/j/ref/material/rule/index.htm

で、この1000円の無線機はモールス専用機ですから、3アマ(第三級アマチュア無線技士)以上の無線従事者免許が必要になります。

無駄にハードルが高い。

で、その3アマの免許は中3のときに取りまして、免許証を見たら取ったのは昭和63年でした。

免許を取ってから34年経っていますので、何気に浦島太郎気分で色々インターネットで調べて回っていたのですが、

このキットは「S-Pixie」という名前らしくて、もともとは電気回路の学習用に作られたものだそうです。

で、実際に電波を出してみると「すぐぶっ壊れる」とか出てくる電波が「きしゃない」とかいろいろなことが散々書かれています。

ぶっ壊れるのは良いのですが、出てくる電波が「きしゃない」のは致命的で、このままだと無線局の免許が下りないのでいろいろ勉強しながら弄ってみようと思っています。

ぶっ壊れても元が1000円の無線機ですので。

ブログランキングに参加しています。クリックにご協力頂けたら幸いです。
広島ブログ