参観日の話

先日、小2の娘の参観日に行ってきまして、

国語の授業でしたが、コロナの影響がまだ残っていて、教室内には基本的には入らないことになっていて、

順番に出たり入ったりする仕組みになっているのですが、

国語の授業。

先生が言葉で説明した内容を図に描く。

説明に拠って皆が同じ図を描けるかどうか、どう説明したら皆が同じイメージを頭に描くことができるか、説明の仕方を考えましょう。

そういう内容ですが、

授業の途中で皆が机の中からノートパソコンを取り出して、机の上で開いて起動させます。

小2の国語の授業です。

ノートパソコンは学校から支給されているもので、「タブレット」にキーボードが着いているものですが、

皆当たり前のように起動させて、神妙な顔で立ち上がるのを待っています。

へー。

私が初めて「コンピュータ」に触ったのは中学生の頃、「MSX」というファミコンに毛が生えたような性能の物で、「オタク」しか触らないものでしたが、

小2の国語の授業で、授業中に皆が当たり前のようにノートパソコンを使う。

ノートパソコンと言っても、キーボードをカチャカチャ打つわけでは無く、タブレットに先生の説明通りに指で絵を描いていくわけですが、

そんな時代になったのかと。

いつも家ではヘラヘラしている娘がエラいこと神妙な顔でノートパソコンが起動するのを待っているのが印象的でした。

1.まず大きな◯を描いて下さい。

2.次に、小さい◯を縦に3つ描いて下さい。

3.最後に、一番下の◯から下に向かって線を引いて下さい。

みんながノートパソコンに描いた図は、何かのクイズ番組の要領で黒板の横にある巨大なテレビに画面が分割されて名前入りで全員分が表示される仕組みになっています。

これで皆が先生の説明でどんな図を描いたのかがわかる仕組みになっています。

それであーだこーだと説明があって、

次に、もう少し詳しく描き方を説明します。

みたいなところでコロナの影響で窓が全開にしてある教室の中に大きなトンボが入ってきて、

天井のへんをバタバタ言いながら回り始めたのです。

みんな先生の話を聴きながらタブレットにグリグリ書きながら天井のトンボを観る。

誰かのお父さんが、「トンボが来たで!」とコソッと喋るとみんなの意識の8割方が窓の辺りでバタバタ言うトンボの方に向いて、

トンボが私が立っている後ろの出入り口近くの窓辺で、出口を探してバタバタし始めたのです。

中に入ってつまみ出そうかと思案していたところ、先生がこう仰いました。

トンボは刺しません。

噛みます!

みんながガヤガヤなり始めたところで、トンボは天井を3回回ってから山の方の窓から出ていきました。

危なかった。

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