前回と同じサングラスとマスク姿で広島市安佐動物公園に行ってきました。
落ちない…のでしょうね。寝相が良いのだと思いました。
真っ昼間からイチャイチャしていますが、
その真上で2人がケツを向けて座っています。この人らも落ちないのだと思います。
因みにこの人達は「ヒヒ」です。ヒヒをサルと呼ぶのはトラをネコと呼ぶのと同じことだそうです。広島市安佐動物公園の入り口から入って正面に見えるのは「サル山」では無くて「ヒヒ山」なのだそうです。
キリンさんとダチョウさん。共に脚が長くて頚も長い。確かに脚が長いと頚も長くないと水が飲めない。
キリンさんは偶蹄目です。ウシの仲間。私はこの世に生まれ落ちてから46年経つのですが、46年間キリンはウマの仲間だと思って生きて来ましたが、
キリンはウシの仲間だそうです。
知りませんでした。
少し調べてみましたが、大型の草食動物はウシの仲間(鯨偶蹄目)・ウマの仲間(奇蹄目)・あとはゾウの仲間(長鼻目)の3つに分類されるようです。
長鼻目はそのままゾウです。そう言えばゾウは鼻を箸みたいにつかって食事をしますが、あの鼻が無ければあそこまで巨大化できなかったと思います。体重があるので1回座ったらなかなか立てない。
奇蹄目はざっくり行くとウマ・サイ・バクしかいません。シマウマは流石にウマの仲間でした。
奇蹄目を分類するとウマ(ウマ・ロバ・シマウマ)・サイ・バク
みたいになります。
で、それ以外の良く目にする大型の草食動物はウシ(鯨偶蹄目)の仲間です。
クジラもウシの仲間です。遺伝子的に近いものを纏めるとそうなるそうです。
鯨偶蹄目はざっくり行くとクジラ(クジラ・イルカ・シャチ)とウシ(カバ・ブタ・ラクダ・キリン・シカ・カモシカ・ウシ・ヒツジ・ヤギ)に別れますが、
クジラにはこの中ではカバが一番近いようです。なんとなく納得はできますが、カバがそのまま海に入って、出て来なくなったのでしょうか。
肉食の動物はだいたい全部食肉目(ネコ・イヌ・クマ・イタチ・アシカ・アザラシ)です。
以下、ついでに調べましたが、ざっくりした哺乳類の分類。
哺乳類――単孔類(カモノハシ)・有袋類(コアラ・カンガルー)・有胎盤類(その他)
その有胎盤類の分類。
有胎盤類――異節類・アフリカ獣類・ローラシア獣類・真主齧類
有袋類は言わずと知れたオーストラリア大陸で進化します。
異節類(アルマジロ・ナマケモノ・アリクイ)――南アメリカ大陸
アフリカ獣類(ハイラックス・ゾウ・マナティー)――アフリカ大陸
ローラシア獣類(ハリネズミ・コウモリ・鯨偶蹄目・奇蹄目・食肉目)――ローラシア大陸(大昔の、1個の巨大な大陸が分裂してできた、ユーラシア大陸と北アメリカ大陸ががくっついたような大陸)
真主齧類(ウサギ・ネズミ・サル)はローラシア獣類から分岐したそうです。原始的な哺乳類はネズミみたいな生き物とされていますからどっちがどっちから分岐したのかはわかりませんが、我々裸のサルはここですね。
ゾウにはアフリカゾウとインドゾウ(あと、マンモス)が居ますが、インド亜大陸はもともとアフリカ大陸にくっついていた訳で、インド亜大陸がアフリカ大陸から剥がれてユーラシア大陸にぶつかって、めり込んでできたのがヒマラヤ山脈ということになっていますが、
ゾウはアフリカからインド亜大陸に乗ってアジアにやってきたのでしょうか。
そこまでは分からなかったです。
それでローラシア獣類と真主齧類ですが、
もともとユーラシア大陸と北アメリカ大陸がくっついたような大陸に居たわけですから、後から何らかの方法でアフリカに入ったことになります。
キリンもシマウマもライオンも元々ゾウが居たところに後から入って行ったことになります。
我々人類も、アフリカが起源とされていますが、元々アフリカには居なかったことになります。サルに近い生き物が何らかの方法でアフリカ大陸に入って、そこでヒトに進化したのだとは思いますが、そしてまた出てきた。
そして4歳の娘に「キリンはウシの仲間だった」と言っても相手にして貰えませんでしたが、
動物園は何歳になっても楽しめます。
ちょうど良い系統図をみつけたので貼っておきます。
https://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/zuhyou/honyuu_bunrui.html