涼しくなる話

お盆をすぎてから、大分涼しくなってきましたが、
寒くなる前に涼しくなる話です。

怖い話とグロい話がだめな人は、読まないほうが
よいと思います。

精進湖

小学生の頃から、毎年夏になるとこの精進湖までやってきて
カヌーの試合に出ていたことは、少し前に書いたと思います。

小学生の頃の話です。

試合の合間に、暇な時間ができたので、
監督に許可を取って、精進湖の溶岩のところに行ってみました。

精進湖は、三日月のような形をしています。
元々丸かったところに、富士山から溶岩が流れ込んできて、
三日月の形に押しつぶされた、そういう形をしています。

ということで、溶岩が、湖のほうにせり出しているところがあります。

溶岩などというものは、広島にいるとあまりお目にかかることがありません。
中国地方の火山といえば、大山ぐらいですか?
もし広島県内にもあれば、不勉強でごめんなさい。

小学生の私には、興味津々です。
黒い岩石が、溶けて流れてきたものがここで固まった。
そういう感じをしています。

そんな岩石の上に、ところどころ、植物が生えています。
植物の生命力はすごいですね。

そんな時、一緒にいた後輩の一人が大声を上げました。

「あーっ」
「知らないお姉さんが、こっちを見ている」

「悲しそうな顔をして、こっちを見てるよ」

回りに人らしいものはいないので、どこにいるのか
聞いてみました。

するとそいつは、あろうことか、そっちの方向を

指差しました。

「ほらあそこ。木にぶら下がっている」

我々には見えないものが、彼には見えるんです。
そして彼は、お茶を持っていれば全部こぼれてしまうのではないか、
という勢いで震え始めました。

「青い顔」という表現が、本当に顔が青くなることなんだと知った
小学6年生のころの話。

ダッシュで宿舎に逃げ込みました。

そのお姉さんは、今でも木にぶら下がっているでしょうか。
近くに寄ってみたとしても、今となっては確認する手立てがありません。

※8月24日の日記の知らないお姉さんとは違いますので。

樹海

樹海は人跡未踏のようですが、自衛隊の方たちが、ジャイロコンパスを持って、
歩行訓練のために中を歩いているようです。

とすると、やはり出会うようです。

グーグルで検索すると、上のほうに出てきます。

あー。
頑張って生きることにします。