骨盤調整の話。

7月に入ってから、腰痛の方が多く来院されています。

1~2月の一番寒い季節もそうなのですが、この蒸し暑い季節も
身体に負荷がかかる季節ですので、元々調子の良くない部位に
痛みやダルさが出ることが多いです。

それで腰なのですが、


いつもの骨格模型ですが、
この方も生前は腰が痛かったかも知れません。

骨盤の形としては、これが正解です。

 

(引用:「カラー人体解剖学」F.H.マティーニほか 井上貴央ほか訳 西村書店(2003) p.156 赤線は筆者)
この赤線のところ、反っていないといけない。


この模型の方は、特に右側なのですが、反りが全く無いのです。

腰掛けて貰って上のほうから腰を触ってみると解るのですが、
骨盤の上の縁に本来在るべきはずの「反り」が全く見当たらないのです。

この本来あるべきはずの「反り」を作ってやることで大抵の腰痛はとれます。
特に男性の腰痛の8割方はこれが原因です。

何故こんなに本来あるべきはずの「反り」がなくなるのか?

ズボンや下着のベルトやゴムがキツいからなんです。
マジです。


ズボンや下着のウエストラインは大抵この1か2か3の位置に来ますが、
1か2の人は気をつけないと腰が痛くなります(3の人はまた別の問題が起きてきます)。

1の人は骨盤にゴムは当たっていないように見えますが、
骨盤から出ている筋肉の影響で反りが消えていきます。

これはもう腹の恰幅が良いとかそうでないとかは関係ないです。
問題は背中側ですので。腹がめちゃめちゃ出ていても背中のこの部位に
大量の脂肪が付く人はそんなに居ませんので。
ゴムは骨に当たっています。

締めれば引っ込む。1回引っ込んだものは緩めても出て来ない。
目安としては、座った状態で、ウエストのゴムに指を入れて指が締まる感じがすると
もう既にキツいです。

市販のズボンのゴムは大抵キツいです。

その話はまた次回。

 

 

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