仕事と筋肉のつき方の関係

腰が痛いため来院された40代男性の話です。

骨盤と足を確認して、膝と足首がものすごく硬いのでセオリー通りに
下から順に調整していきました。

腰を調整しようとベッドに座っていただいて背中を出していただいたのですが、
右側が左の3倍ぐらい盛り上がっています。

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(イメージ画像です。)

脊椎に側わんがあるようなので、肋骨と脊椎を触って確認してみたのですが、
特におかしくないのです。右の背中の筋肉だけ異様に発達して、左と比べて
1:3に盛り上がっています。

何をしたらこんな風な筋肉のつき方をするのか?

ちょうど学校で、男性は職業を確認してみるように習いましたので、
聞いてみました。

工場で働いている、とのこと。

右ばっかりとか、左ばっかり使う動作が仕事中に無いか確認してみました。
あまり無いが、作業台から後ろの台に仕掛り中の製品を置くときに
両手で持ち上げて体を左にひねって置くとのことです。

あーそれです。それが腰痛の原因です。
筋肉のつき方がこれだけ違えば腰も痛くなると思います。

工程上、難しくなければ、できるだけ右と左が同じぐらいの回数になるように
仕事をしていただくようにお願いしました。

自分の背中はなかなか見る機会がないので、知らない間に筋肉が
こういう着きかたになっていったんだと思います。

側湾だけならそれほど珍しいものでもないのですが、
この度はあまり拝見することのないものを見せていただきました。

仕事と筋肉のつき方の関係」への2件のフィードバック

  1. 筋肉のつき方が違うのも
    腰痛の原因になるんですね~。

    私も腰痛もちです。。。
    座りっぱなし生活で。

    ・・・背中は脂肪てんこもりですけど^^;

  2. >tukinomado様

    たぶん仕事で5年、10年、15年、
    毎日やらないとこういう着き方にはならないだろうなーと
    そういう感じでした。

    プロのゴルフの選手とか、100回振ったら必ず10回は反対方向に
    クラブを振るそうです。そうしないと体を痛めるそうです。

    私も自動車通勤で、座り仕事で、学校でも座ってますので
    座りっぱなしですが、褌を穿くようになってから腰痛にはならずに
    済んでいます。体を締めると良くないです。

    私も腹は凄いです o(^▽^)o

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