少し間が空きましたが、
16回目になります。
左の股関節周りに違和感が残っているようなので調整を続けていましたが、
30年前、中学生の頃、ふと脚がどれだけ上がるか試してみたくなって、
右脚を思いきり蹴りあげたそうです。
そうすると、左脚も着いて上がったそうで、尻からドーンと落ちたそうです。
もう忘れもしない、30年前、中学生の頃、体育館横の教職員用駐車場。
放課後、部活の友人たちと一緒に、脚がどれだけ上がるか競争していて、
思いきり蹴りあげたらアスファルトの上に尻から落ちて、しばらく動けなくなった。
そんな話だったと思います。
皆さんも中学生の頃はそういうことやりますよね。
その時1ヶ月ぐらいは痛みでほとんど動けなかったそうなのですが、
その時と全く同じ痛み方がする、とのこと。
前回、20年前に、初めてパニック障害を
起こした時と同じ症状が出たことを記事にしましたが、
今回はそこから更に10年前、30年前の話です。だんだん古い傷に遡って行きます。
全身を丁寧に調整していくと、そのような現象が起こります。
痛みは1ヶ月ぐらいで引いたようなのですが、
歪みはそのまま残っているんです。
骨は変形したら変形したままの形で代謝する。
特に交通事故とかもそうですが、
打った場合は独りでに元の形に戻りません。
なぜ痛みが引くのか、
打って変形した形に合わせて、身体の他の骨がバランスを取るように変形するからです。
1ヶ月の間に身体がゆがんで行って、バランスが取れたところで痛みが引いたと。
それを私が治したものだから、元々あった痛みがそのまま出てくる。
坐骨と尾骨の変形の写真
触診させていただいたところ、
坐骨の縁が内側に巻くようにめり込んでいて、恥骨の方まで歪んでいるようです。
青い丸で囲んだ部分も内側にめり込んでいる。ここだけ丁寧に膨らます必要があります。
特筆すべきは尾骨です。
ここは尻もちをつくとほぼ確実に曲がる場所で、曲がっている人にはたくさんお会いしていますが、
90度以上に曲がっている人には初めてお目にかかりました。
相当強く打ったのだと思います。
なので30年前の出来事なのに体育館横とかまでかなり詳細に覚えている。
13回目の施術の際にそれが解ったので、骨格模型を見ながら
左右差がなくなるように調整を続けているところです。
調整するたびにパニック発作が起きる頻度も程度も軽くなってきていて、
これ以上他に痛みや違和感が出てくる場所は無いようなので、
どうやらここが本丸のようです。30年前の尻もちが原因で20年前から今まで
パニック障害の発作が続いている。
パニック障害のかたは胸郭が緩めばそれで落ち着くことがほとんどなので、
4~5回も調整すれば大丈夫だろうと高をくくっていましたが、
まさか原因がこんなところにあるとは思いませんでした。
後は全身のバランスを見ながら丁寧に調整を続けることで改善していくと思います。
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