広島市佐伯区H様:腰の痛みと脚のしびれの整体19

腰と左の肋骨後ろ側にズキズキする痛みがある。

左足がふくらはぎからかかとまでしびれている。

 

病院に行って、腰だけでなく脳から脊髄(中枢神経系)もMRIを撮ったが

整形外科学的にも神経学的にも異常が見当たらない。

 

もちろん、しびれが出ている脚もMRIを撮ったが異常は見当たらない。

なのに強烈なズキズキするような痛みが出る。

 

立っていることもできず、座っていることもできない。

仕事にならないので、仕事を辞めることも考えなければならない。

 

 

 

脊椎の生理的カーブがなくなっています。

頚から背中までまっすぐです。

 

全身の筋肉がガチガチになっていて、

筋肉と骨の長さのバランスが取れていない状態です。

 

長身で細身の男性に多いのですが、

全身の骨が少しずつ伸びている傾向がありますので、

バランスを見ながら少しずつ縮めて行っています。

 

頚には異常が無いようですが、頚周りもガチガチになっているので

これも平行して緩める必要があります。

 

変な話、MRIでは筋肉の緊張は判別できないのですが、

意外とこういう「物理的」な異常がしびれの原因になっていることが多いようです。

 

で、現にこれを調整するとだんだん良くなってきます。

 

 

 

今回で19回目の施術ですが、このところ月に1回の施術で

何とかなっているようです。

 

今回は右仙腸関節の痛みと、座った状態で左右の股関節周りに

軽いしびれが出ている、とのこと。

 

左腸骨の背中側に痛みが出ている。

 

脚はだいぶ緩んで来ているようなので、

このところ骨盤周りを念頭に調整を続けています。

 

 

 

骨盤、これは男性の骨格模型(レプリカ)ですが、

後ろ側から腰を撮ってみました。

 

dav

骨格模型の写真(腰)

 

赤い線で矢印を引いたところですが、上に向かってまっすぐに伸びているのが

ご覧いただけると思います。

 

これ、実際には下の写真のように

上に向かって開いていないといけないんです。

 

dav

本から取った写真(腰)

(引用:F.H.マティーニ 井上貴央訳 「カラー人体解剖学」(2003) 西村書店 p156 赤い矢印は筆者追記)

 

開いたこの窪みの部分には何があるかというと、

尻の筋肉がついています。

 

尻の筋肉がついてるはずの部分がこれだけまっすぐに伸びているわけです。

それでこの模型の方はどうなったかというと、

 

dav

椎間板ヘルニアの写真

椎間板ヘルニアになってます。

 

写真の赤い丸で囲んだところが椎体の突出部分ですが、

後ろに見える黄色いものが神経です。

 

この方は運が良かったのか、ヘルニアが神経には当たっていないようなので

痛みやしびれはなかったかもしれませんが、

 

運が悪い突出の仕方をして、ヘルニアが神経に当たっていると

ビリビリしびれます。

 

男性の腰痛の8割方はこの骨盤の変形が原因で、

変形が取れれば腰痛は治っちゃいます。

 

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