記憶について。

記憶のプロセス
1.記銘(覚えること)
2.保持(覚えたことを維持していく)
3.想起(再生ともいう、覚えたことを思い出す)

この3つのプロセスがスムーズに働かないと、記憶は有効に機能しない。

記憶の3つの貯蔵庫
1.感覚記憶庫
2.短期記憶庫
3.長期記憶庫

すべての情報はまず、感覚記憶庫に入る。
ここでは、目からの視覚情報は、わずか1/4秒、耳からの聴覚情報でも
数秒という非常に短期間のみ保持されるだけである。

その間に注意を向けられた一部の情報が、次の短期記憶庫に送られる。

短期記憶庫では、一度に保持できる情報がかなり制限される。
8桁の数字の羅列はすぐには覚えられないが、自分の携帯電話の番号は
覚えることが出来る。

これが長期記憶。

いったん短期記憶庫に入った情報も、そのままでは数秒から長くても
数分のうちに失われてしまう。短期記憶庫で情報を保持するためには
反復が必要とされる。これをリハーサルという。

リハーサルには、反復リハーサルと精緻化リハーサルの2種類ある。
反復リハーサルとは、保持する情報を単純に繰り返すことである。

精緻化リハーサルとは、情報を意味づけしたり、イメージを思い浮かべたり
する方法である。たとえば、語呂合わせをしておけば、何かにつまづいても
後で思い出せる。

こうして、短期記憶庫で十分に繰り返され、反復リハーサルされたり、
意味づけされたり、イメージ化されたものが、長期記憶庫に入り、
それが知識となり、半永久的に保存されることになる。

キャッシュメモリ→メモリ→ハードディスク ですな。

今日はこれから学校でカンヅメになってリハーサルします。